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12月10日から、自分たちでドームを作る場所を掘り始めた。草を剥いで、草の根っこが張っている表土をとりのぞく。

アースバックに入れる土に有機物が混ざっていると、年月がたってそれがバックの中で芽を出したり成長したりして、固まった土がひび割れする原因になる可能性があるらしい。
そこで、有機物はアースバックに使わないのだ。

すっかり表土を取り除くのに、二人で6時間かかった。

表土の下には、オレンジ色の軽石のような層があり、さらに掘り下げていくと粘土層になった。
オレンジ色の石は、マイシーヤと呼ばれていて、何百年か前にメリモヨ火山が噴火したときの溶岩が冷えたものだという。
石は軽くて、小さな穴が無数に開いている。空気を含むので断熱効果がある。

この石は、ポールがずっとアースバックに使いたいと思っていた石だった。
マイシーヨと粘土の層の土を混ぜたものをアースバックに使うことにする。

ドームの基礎は丘の斜面に掘るので、一番深いところで1.3メートルぐらいの深さの穴を掘ることになる。
すると当然、大量の土が出てくる。それを、そのまま、アースバックに詰めればいいということがわかって、作業は突然、シンプルになった。
土をどこから運ぶか、できた溝をどうするかという問題は、一気に解決してしまったのだから。

そうこうしている間に、2000枚のポリプロピレンの袋をオーダーしておいたサンチアゴのCOISAという会社から、入金があり次第、袋を発送しますよというメールが来た。。
前回より小さい、縦75センチX横50センチの袋だ。

しかし、ラフンタ村には銀行がないので送金がまた一苦労だった。
ちょっと前までは、月に一度、飛行機で現金が運ばれてきて、その日に村人はお金を出し入れしていたそうだ。
今ではさすがに、ガソリンスタンドに併設されているスーパーの中に CAJA VECINO という「ご近所さん金庫」みたいな名前のサービスがあって、チリ人は国営ののエスタド銀行に口座を持っていれば、現金を出し入れしているし、外国人でも、エスタド銀行の口座になら送金できる。
(送金には、RUTナンバーという納税者番号が必要なのだけれど、これは土地を買う前に税務局に申請したらすぐにもらえた)

でも、サンチアゴのポリプロピレン袋の会社は、エスタド銀行に口座はなく、サンタンデール銀行にのみ口座があるという。
サンタンデール銀行??一番近いのは・・・・・300キロ先のコヤイケである!

運良く(本当に運良く!)、インターネットカフェを営むマティアス青年のフィアンセ、マーガレットがサンチアゴから70キロ離れた町で薬局を営んでいて、彼女はエスタド銀行に口座を持っている。
サンタンデール銀行に送金するのもわけなくできるということがわかった。そこで、マーガレットの銀行口座に送金し、そこから、ポリプロピレン袋の代金を支払ってもらった。

するとすぐに、袋の会社から、2000枚の袋をコヤイケ行きのバスに乗せましたよ、送料は受け取りの際に自分でバス会社に払ってくださいね、というメールが来た。。
やっほーーー!
でも、コヤイケからラフンタまでは、どうやって持ってくる?
バス会社にどうやって送料を払う?

日本だったら、袋を買った会社に送料も払って家まで当然届けてもらえるのだけれど、チリではそういうシステムはないらしい。

と、ふとお財布を見てみると、2000枚の袋の代金を支払ったら、残りの現金が心もとなくなっていた。
現金が引き出せる一番近い銀行は。。。。。。300キロ先のコヤイケに行くしかない!(汗

ということで、2000枚の袋を受け取り、現金を銀行から引き出し、家作りに必要な有刺鉄線などを買いに、またしても、コヤイケまで出かけなくてはならなくなった。
また、7時間、バスに乗るのかああああああ!あ〜あ!

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