
海上ではラジアル3グループ、420、ウインドに分かれ、それぞれの専属コーチが中心になって練習がおこなわれました。photo by Junichi Hirai
12月25~30日まで、JOCナショナルトレーニングセンターに認定された和歌山セーリングセンターで「2009年ユースナショナルチーム候補選手強化合宿」が開催されました。対象となったのは、全国から募集した中学生から高校生までのユース選手約40名。艇種は、ISAFワールドでも採用される、シングルハンド(レーザーラジアル級)、ダブルハンド(420級)、ウインドサーフィン(RS:X級、テクノ級)です。
合宿の目的はユース選手の強化であり、6日間の合宿日程のなかにさまざまなプログラムが詰め込まれました。日がのぼらない時間に始まるウェイクアップトレーニングにはじまり、午前午後に陸上と海上練習。夜はホテルに戻ってゲスト講師による講習、そして艇種別のミーティング等々。また、合宿期間中にプレスデイが設けられ、テレビ局や新聞社を招いてトレーニングの様子がアピールされました。
バルクヘッドマガジンは、合宿のうち2日間を同行取材。寒い冬休みのこの時期、選手たちは長時間の練習と講習にげっそりしているだろうと思っていたところ、意外にも目をパチクリと輝かせていたのが印象的でした。話を聞くと「普段、コーチに教えてもらう時間が少ないから、とても勉強になる」とのこと。
さらに個別に話を聞いてみると、それぞれが自分の課題をキチンと持っていて、失礼ながら想像していたよりも真剣モードでびっくりしました。みんな「速くなりたい」という重要な意識で合宿に参加しています。
それもそのはず。今回、講師を務めたのは中村健次北京五輪監督をはじめ、これまでオリンピックキャンペーンをおこない、世界で戦ってきた現役セーラーたちです。実際の講習内容はセーリングの基礎が中心でしたが、世界で戦う技術と考え方を自ら体験している講師陣の普段は受けることのできない指導に刺激を受けたことでしょう。
さて、このユース強化合宿は、北京五輪後の課題としてユース強化を掲げる日本セーリング連盟(JSAF)競技力向上委員会とオリンピック特別委員会が協力し、あらためてプログラムを用意しておこなったユースイベントです。
JSAFは、世界規模のイベントであるISAFユースワールドやユースオリンピック等を目標に据え、世界で勝てる選手を育成する目標があります。これはすぐに結果の出るものではありませんが、今回の強化合宿は、競技力向上委員会とオリンピック特別委員会が、オリンピック活動と並行してユース強化に力をそそぐという意思表明でもあります。
ユースセーリングは、日本セーリング界最大の課題です。バルクヘッドマガジンは、今後もユースセーリングに注目していきたいと思います。

夕食後は会議室で講習会とミーティング。朝6時半から夜9時までセーリング尽くしの毎日です。photo by Junichi Hirai

ハーバー内に新築された巨大な艇庫は、スター級のマストを立てたまま保管できます。420級は艇庫内で動作確認。技術とともに一秒でも速く走らせる気持ちを学びます。写真は「おめーら、スピンポールをかつぐんじゃねーぞ」と指導する白石先生。photo by Junichi Hirai

今回のユース合宿では、スリーボンド社が420級のセールとラジアル級のブームを援助。オリンピックセーリングチームもユース育成に協力しています。photo by Junichi Hirai
======================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
トーヨーアサノ
SWING
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
ノースセールジャパン
エイ・シー・ティー
プラネット・グリーン
ハーケンジャパン
ファクトリーゼロ
SOHO
シエスタ
| このブログのURL
|この記事のURL